尾久公開にて、24系「北斗星」「エルム」最後の並びか。
前回に引き続き、11月14日の尾久車両センター「第15回 みんな集まれ!ふれあい鉄道フェスティバル」で展示された車両を紹介したい。
DD51−842が「北斗星」「エルム」のヘッドマークを掲出して展示される傍らで、まだ尾久車両センターに残っている24系客車にも、同じく「北斗星」「エルム」のテールマークが掲出されて展示されていた。
前回の記事
尾久車両センターで展示された国鉄色DD51の「北斗星」「エルム」
在りし日の尾久客車区の栄華を思い起こさせるワンシーン。果たして、来年の尾久車両センター公開までこの客車たちが留置されているだろうか。もしかすると、「北斗星」「エルム」のテールマークを掲出した24系客車の並びを見られるのはこれが最後だったのかもしれない。なお、寝台特急エルムは平成元年(1989)7月運転開始。設定終了は平成18(2006)年8月。
この24系は、すでに側面の方向幕は抜かれた形になってしまっていたが、オハネフ24のテールマークだけが残してあったのは職員さんのせめてもの計らいだろうか。
架線のない広々とした線路に「北斗星」「エルム」のヘッドマークは似合う。北斗星よ、エルムよ、もう一度北の大地を駆けてくれ!
札幌方にはカニ24−505が連結されていた。ご覧のとおり、すでにこちらのテールマーク幕は抜かれている。
次位は、オロハネ25−501通路側。最後の北斗星にも充当された「ロイヤル」「ソロ」合造車。
そして、さらに気になる車両が繋がれている。
2006年まで寝台特急「出雲」に連結されていた個室A寝台「シングルDX」用オロネ25−7だ。運用離脱から10年以上経過したが、いまだに尾久車両センターに留置されている。こちらは個室側(海側)。久々に銀帯の24系25型を見た。もしかすると、鉄道博物館収蔵のもくろみで保留されているのかもしれないが、そうこうするうちに朽ち果てていき、解体されてしまった車両も多い。このまま野ざらしにしておくのは忍びない。
DD51−842だけでなく、DD51−895あたりも連れて来て重連にして、この客車たちを繋いで展示したら凄い絵が撮れたのに…と思ったり。
この記事にコメントする