今も残る国鉄の記憶をたずねて。

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最後の国鉄色特急「やくも」岡山〜出雲市 乗車記

「特急やくも」は、1982年の伯備線電化以来40年にわたり国鉄型の381系特急型電車で運転されてきたが、ついに後継車両への置き換えが近づいてきた。2022年3月から、特急やくもの運転開始50周年を記念し、うち1編成が塗色を国鉄色に戻して運用されることとなった。この原色編成で運転される「やくも9号」に乗車し、出雲市へと向...

日豊本線 豊後豊岡駅

日豊本線の豊後豊岡駅の駅舎は、昭和15(1940)年築の木造駅舎だ。ホームや跨線橋から瀬戸内海の別府湾を望むことができる。 (さらに…)

首都圏主要都市間表定速度ランキング2018年新宿ー多摩編

首都圏の近距離都市間輸送に焦点を当て、2都市間での区間表定速度を比較する「首都圏主要都市間表定速度ランキング」。今回は、「拝島ライナー」「京王ライナー」など私鉄に有料の座席指定列車が設定され、競争の激化している新宿ー拝島、新宿ー多摩センターのランキングを紹介する。 (さらに…)

首都圏主要都市間表定速度ランキング2018年東京ー八王子編

首都圏の近距離都市間輸送に焦点を当て、2都市間での区間表定速度のランキングを紹介する「首都圏主要都市間表定速度ランキング」。今回は、京王ライナーの運転開始、中央線グリーン車計画と、JR東日本と私鉄京王電鉄の競争が激化している東京ー八王子間の表定速度ランキングを紹介する。 (さらに…)

福岡市貝塚公園の20系客車「ナハネフ22-1007」

戦後の国鉄車両史に燦然と輝く名車といえば、ボンネットの「こだま形」151系、そして元祖ブルートレイン「あさかぜ形」20系客車がなんといっても双璧であろう。 ともに、日本が戦後の焼け跡から立ち直ろうとする昭和33(1958)年に誕生し、東海道本線の特急黄金時代を築き上げた。今はなき東京駅の14・15番ホームに151系特急...

秩父鉄道C58-363の鳳凰飾りほか、期間限定デフいろいろ

秩父鉄道で運行しているSL C58-363の運行が今年2017年で30周年を迎えた。これを記念し、6月末まで御召し列車牽引機をイメージした鳳凰マークがデフレクターに取り付けられたほか、連結器まわりに銀差しの特別装飾が施された。これまでC58-363に施された期間限定のデフレクターを一挙に紹介したい。 (さらに&hell...

さらば青大将 EF58-93号機〜2013年、最後の大宮公開から

今年も恒例の「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」(通称:大宮公開)のシーズンが近づいてきた。2016年末に惜しまれながら解体されてしまった青大将色のEF58-93号機。最後の晴れ姿となった2013年公開の様子から振り返ってみたい。 大宮総合車両センターといえば、非公開で保存されている車両たちが年に1回引き出されてお披...

総力特集 さらば月光形581・583系

2017年4月8日。ついにゴッパーサン引退の日が来てしまった。1992年上野駅、在りし日の「ゆうづる」「はくつる」から、2016年尾久公開まで、過去に撮影した写真から、583系の在りし日の姿を振り返ってみたい。 (さらに…)

最後の東海型。しなの鉄道の169系湘南色

2013年4月まで、しなの鉄道ではかつて信越本線の急行「信州」「妙高」「志賀」等で活躍した国鉄急行形電車の169系が活躍していた。2011年6月まではJR東日本篠ノ井線経由で長野駅まで直通し、かつての盟友189系と顔を合わせる場面もたびたび見られた。横軽廃止から四半世紀が経ちながらも、信越本線のかつてのエースたちが健在...

兵どもが夢の跡。関西本線柘植駅の木造駅舎

かつて名阪都市間輸送の花形ルートであった関西本線は、今や1時間に1本に1両のレールバスだけが走る閑散線区である。かつての栄華をとどめた駅舎を三重県伊賀市の柘植駅にたずねた。 東海道本線のライバルだった 江戸時代、東海道は名古屋の熱田宿から岐阜に向かうことなく、伊勢(三重県)の桑名、四日市、亀山、関をへて近江の草津、大津...

国鉄色DD51-1805、最後の里帰り。

JR貨物に2両のみ残っていた原色DD51のうちの1機、DD51-1805号機が2016年12月を以ってついに運用を離脱した。その2カ月前、わざわざ愛知機関区から東京まで回送され、JR貨物の隅田川駅貨物フェスティバル2016で公開されたのが最後の里帰りとなった。 DD51の末っ子 DD51-1805は昭和53(1978)...