国鉄書体 | 国鉄のりば

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都心に残る国鉄駅。総武快速線新日本橋駅

大都市のターミナル駅は、国鉄民営化以降にリニューアルが図られ、いまや国鉄時代の面影を探すことは難しい。ところが、東京駅のすぐ隣、総武快速線新日本橋駅はサインや駅名標などに今も国鉄スタイルのデザインが残り、知る人ぞ知る「国鉄遺産駅」として密かな脚光を浴びている。 「国鉄末期」の昭和47年に開業 新日本橋駅。総武本線で東京...

最後のブルートレイン、北斗星乗車記(3)函館駅とED79の巻

北海道新幹線の開業準備に伴い、2015年8月で運転を終える寝台特急北斗星。運転終了に伴い、1958年の20系「あさかぜ」以降57年に渡って運転されてきた「ブルートレイン」の歴史に幕が降りる。8月9日から10日にかけて、最初で最後の、北斗星に乗車する機会に恵まれた。最後のブルートレインの風景を点描したいと思う。第3回は、...

DD51重連が牽く旧型客車

先週末は「宇都宮線開業130周年記念号」なる列車が運転され、東北本線は大賑わいだった。 DD51が牽く旧型客車といえば・・・信越本線では、ほぼ毎月蒸機とのプッシュプル形式で運転されているわけだが、上越線でDD51の重連、それも御召し仕様が旧型客車を牽くにも関わらず、あまり人気がないために設定がなくなってしまった列車があ...

足利駅の巻〜両毛線最後の砦〜

前回は485系T-18編成が主役だったので、今回は足利駅のプラットフォームに残る素晴らしい遺産たちを見ていこう。最初に断っておくと、駅で下車していないので、駅舎の写真はないのであしからず…。 両毛線は、いまだ湘南色の115系が行き交う情緒あふれる路線だが、こと駅舎に関していえば、この十年で近代駅舎の多くが失われてしまっ...

浅草橋駅の巻〜建築家も唸った美しきトラス〜

今日は、総武線浅草橋駅の巻。 浅草橋は、不思議な駅だ。秋葉原からわずか一駅なのだが、下町感が急に強まり、どこか都会のエアポケット的な空気を醸し出している。それは、同じ下町でも、三河島のようなあっけらかんとした空気とも異なるし、もちろん御徒町のような雑踏と喧騒の立ち込める中にある駅とも異なる。 浅草橋駅が開業したのは19...