尾久車両センターで展示された国鉄色DD51の「北斗星」「エルム」
前回に引き続き、11月14日の尾久車両センター「第15回 みんな集まれ!ふれあい鉄道フェスティバル」で展示された機関車を紹介したい。
高崎車両センター(旧・高崎第一機関区)からは、お召し仕様のDD51-842が回送され、1エンド側に「エルム」のヘッドマークを、2エンド側に「北斗星」のヘッドマークを掲出して展示されていた。
北斗星は昭和63(1988)年3月に運行を開始したが、DD51の北斗星色が登場したのは同年夏から。登場からわずかの期間は、DD51が国鉄色を纏ったまま北斗星を牽引していた。当時の所属は五稜郭運転所ではなく、空知運転所(旧岩見沢第二機関区)所属だった。
北斗星運転開始直後しか見られなかった国鉄色DD51
「北斗星」のヘッドマークを掲げた国鉄色DD51は、写真では見たことがあるものの、すでに歴史の一部と化してしまった光景だ。たとえ高崎のDD51ではあってもこの組み合わせを見ることができるとは夢にも思わなかった。

「エルム」のヘッドマークを掲出した国鉄色DD51-842。上野寄り1エンド。

札幌寄り2エンド側は「北斗星」のヘッドマークを掲出。
お召し仕様のDD51-842は、デッキ手すり、ランボード、煙管キセなどが無垢のステンレスとなっているのが通常のDD51と異なるが、全検明けからだいぶ経ったせいか、あまり主張しないほどよい汚れ具合となっている。
北海道のカマではないので、旋回窓がないのはご愛嬌。
この日は、まだ尾久車両センター内に残っている、もと北斗星用の24系客車も展示されていた。
2015年11月14日の尾久車両センター「第15回 みんな集まれ!ふれあい鉄道フェスティバル」では、まだ尾久車両センターに残っている24系客車にも「北斗星」「エルム」のテールマークが掲出されて展示されていた。
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