1992年・夏、美濃太田駅。太多線のキハ58-733(海ミオ)
今から23年前、1992年・夏。北陸旅行の帰り。美濃太田駅にて、太多線のキハ58ー733。
カメラ不明。フィルムから、EPSONのスキャナー・GT-X970で取り込んだもの。
2000年ごろまで国鉄色をまとったまま活躍していたようだ。そう考えると、2000年ごろまではJR東海にも国鉄型車両がゴロゴロしていたんだなあ、とあらためて思う。東海道本線に行けば、まだ原色ボンネットのしらさぎが驀進していたのだ。
背景に写っている古レールづくりのホーム上屋と跨線橋は、民営化後5年経ってはいるが、ほぼ国鉄時代と変わらぬ意匠のままだ。だがこれも、98年に駅舎が橋上駅舎化された際に無くなってしまったという。
左側の新建材の住宅が、時代が変わろうとしていることを静かに暗示しているようだ。
高山本線を駆け抜けた、美濃太田車両区キハ58系の末期の記録です。
GT-X970は、フィルムスキャン対応のフラッグシップ機で、かつて撮影したフィルムを驚くほど高精細に取り込んでくれる。ブローニーや4×5用のフィルムホルダーも付属している本格機だ。7年近くモデルチェンジされず販売されていたが、ようやく去年後継機種のGT-X980が登場したようだ。90年代に撮りためた写真も、おいおい公開していきたいと思っている。
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