在りし日の、八高線DD51重連貨物
前回は高崎駅のDD51を紹介したが、すると思い出すのは、八高線もかつてはディーゼル機関車牽引の貨物が当たり前のように走っていたこと。今日は、八高線のDD51とセメント貨物を紹介したい。
写真は1991年ごろ。細かい撮影日時は不詳。さすがに20年以上前の写真のスキャンなので、退色はもとからです。
八王子ー小宮間の浅川踏切にて。八高線の電化は96年なので、まだ当然架線は張られていない。
八王子から重連単機回送のDD51‐894+DD51−813がやってくる。
浅川を渡っていく。ちなみに、浅川というのは八王子でいちばん大きな川で、多摩川の支流だ。
この回送、高麗川行きではなかったはずだ。というのも、当時小学校高学年の少年が、高麗川まで行って帰ってくる貨物を待っている根気があるとも思えないので・・。おそらく小宮までホキを迎えに行ったと思うのだが、当時の貨物ダイヤをきちんと調べてみないとわからない。
そして、数十分後、ホキ5700を引き連れて堂々の重連貨物が上ってきた。断っておくが、これは東京都内である。
八王子に向けて築堤を去っていくセメント貨物。タキ1900が2両組み込まれている。
当時は八王子駅構内をDD51が我が物顔で行き来してしていた。
こちらは少し年月が下って1995年の八王子駅構内に佇むDD51−809。次位のナンバーは読み取れない。
DD51−809は98年に廃車となった。
当時は、さらに高麗川まで足を伸ばして専用線で写真を撮ろうなどとは思いもつかなかった。惜しいことをしたものである。
セメント貨物はもう二度とやってこないが、幸いなことに八高線では高崎車両センターのDD51のハンドル訓練がたまに行なわれている。
もっと古参の方が、八高線貨物について紹介したページを公開しておられるので紹介したい。
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