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在りし日の、八高線DD51重連貨物

前回は高崎駅のDD51を紹介したが、すると思い出すのは、八高線もかつてはディーゼル機関車牽引の貨物が当たり前のように走っていたこと。今日は、八高線のDD51とセメント貨物を紹介したい。 写真は1991年ごろ。細かい撮影日時は不詳。さすがに20年以上前の写真のスキャンなので、退色はもとからです。 八王子ー小宮間の浅川踏切...

DD51重連が牽く旧型客車

先週末は「宇都宮線開業130周年記念号」なる列車が運転され、東北本線は大賑わいだった。 DD51が牽く旧型客車といえば・・・信越本線では、ほぼ毎月蒸機とのプッシュプル形式で運転されているわけだが、上越線でDD51の重連、それも御召し仕様が旧型客車を牽くにも関わらず、あまり人気がないために設定がなくなってしまった列車があ...

今はなき八王子機関区のこと。

わたしが育った八王子は、言わずと知れた交通の要衝であり、八王子駅構内にはかつて「八王子機関区」なるものが存在していた。 中央本線の平坦線から山線への境界にあるため、機関車の付替えを行なうために機関区が設置された、という理由付けは納得できるが、EF64が配置されていたのは80年代のごくわずかな期間だけのようだし、最後いつ...

足利駅の巻〜両毛線最後の砦〜

前回は485系T-18編成が主役だったので、今回は足利駅のプラットフォームに残る素晴らしい遺産たちを見ていこう。最初に断っておくと、駅で下車していないので、駅舎の写真はないのであしからず…。 両毛線は、いまだ湘南色の115系が行き交う情緒あふれる路線だが、こと駅舎に関していえば、この十年で近代駅舎の多くが失われてしまっ...

さいごの485系1500番台

先月のニュースになるが、ただ1両最後まで原型を留めていた485系1500番台(新潟T-18編成)のクハ481-1508が新津で保存されることになったという。 通称「電気釜」と呼ばれる「ボンネットでない」485系先頭車がこれまで一両も保存されていないという憂慮すべき事態に気づく人は気づいていたが、とにかく一安心である。 ...

583系「みちのく」の巻

2015年6月28日(日)、秋田車両センターの583系を使用し、団体臨時列車としていわき発青森行きの「みちのく号」が運転された。 ご存じのとおり常磐線は不通なので、経路はいわき―(常磐線)―友部―(水戸線)―小山―(東北本線)―青森という迂回ルートだ。 とつぜん個人的な意見だけれども、「特急で6連なんて!」という思いが...

浅草橋駅の巻〜建築家も唸った美しきトラス〜

今日は、総武線浅草橋駅の巻。 浅草橋は、不思議な駅だ。秋葉原からわずか一駅なのだが、下町感が急に強まり、どこか都会のエアポケット的な空気を醸し出している。それは、同じ下町でも、三河島のようなあっけらかんとした空気とも異なるし、もちろん御徒町のような雑踏と喧騒の立ち込める中にある駅とも異なる。 浅草橋駅が開業したのは19...